GuiDe Cane Project

車輪付き杖型ナビシステム


背景・目的

  • ・視覚障がい者の単独歩行を支援するロボットシステムです
  • ・現在は、あらかじめ設定した地図とその上の経路に基づいて、決まった経路をたどるように案内します。まずは、それを確実に安全に行うことを目指します。

 

特徴

  • ・杖の先に車輪がついた形をしています。
  • ・ロボットですが自分で走行する機能は持っていません。利用者が押して歩く必要があります。これは、ロボットが「ついてこい」と手を引っ張るのではなく、利用者の意志によって歩く速度や止まるかどうかを決めてほしいからです。また、ロボットが自走する必要がなくなったことで軽量化され、バッテリーのもちも改善します。
  • ・設定した経路に沿うように、車輪がステアリングされます。利用者は押していくと自然とそれについていく形になります。このとき、杖が自動車のハンドルのようにひねられます。それによって、利用者はロボットが提示する方向を常に認識できます。「どうぞこちらです」と道を示しつつ、案内を行います。

 

展望

 

  • ・この数年で飛躍的に向上した自動車の自動運転技術を参考にしながら、安全に留意して進めていきます。このロボットは雑踏でも正しく安全に案内を行う必要がありますので、自動車とはまた違った技術も必要になっていくと考えています。
  • ・雑踏の中では、このロボットの利用者だけでなく、ほかの歩行者の安全にも注意する必要があります。このロボットは自分で走行しないので暴走する危険はありませんが、慎重に少しずつ町に出ていきたいと考えています。自動車の自動運転と同じように、社会に受け入れられるための議論が必要になってくるかもしれません。
  • ・目が見えない方をロボットで案内しようという試みは、私が思いついたものではなく実は3,40年前からあるアイデアです。当時のコンピュータ等の性能では実用化にいたりませんでしたが、先人の技術に近年のコンピュータ性能の向上、ネットワークインフラの向上、AI技術の向上、そして私の杖車輪型の案内インターフェースを組み合わせれば、実現が手の届きそうな範囲に近づいてきたと考えています。

 

 
 
 

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